大切なことを見極める


この国に来てからは、新しい事にも挑戦しようと努力してきた。

けれど、本当にやりたい事、やるべき事にしぼって意識を集中させ、もっと濃く深く、極めていく事も大事だと思っている。

 

寂しさがあったり、先が見えなくて落ち込むことがある。

そういうこともあって、チャレンジして突っ走ることでスピードつけないと、すぐダウンしてしまうんではないかという不安に押しつぶされそうになる。

だから、無理にでも全速力で走ろうとする。そのおかげで自分の知らなかった面が見えたり、もっと頑張れるのかという自信がつく。

その時の集中力は普段と明らかに違っていて、なんというか半端ない。

そういう状態の自分に刺激されるし、自分の頭も心も勢いよくグルグル動いている(珍しく)。

でも、慌てたり、せかせか、ガツガツはしたくないのである。ふむ

 

予定をいっぱい詰め込んで忙しくした毎日は、「大変」と思いながらも気持ちとしてはどこか楽でもある。

あっちに行ってこっちに行って、あれをやってこれをやって。自分の生活はこうでよいのだろうか。

スケジュールをただ埋める生活は、やがて味気なくなる。

忙しいのでもなく、充実しているわけでもない。

必要な事だと自分で思った事を、ただ誠実にやっていきたい。

 

語学で悩んだり、人間関係で落ち込んだり、周りを蹴落として生き残らなきゃいけない世界を見てしまったりする。

そんな時、人間になんて生まれないで、魚に生まれれば、

 

英語も学ばなくて良いし、

どこへ泳いでいっても言葉の壁なんてないし、

種類が違うからって避けられることもないのかなぁ。

 

ちょっとした一言で傷つくこともないし、

ちょっとした一言で傷つけてしまうこともないし、

 

駆け引きもないし、試し合いもない、見下したり、差別や偏見があったり、そういう事もない。

動物たちってどんなふうに生きているんだろう。

 

でも、今は人として生まれてきて(幼い頃はお猿さんと言われてたけど…)、色んな人に出会えて良かったと思う。

人は誰かを幸せにする事ができる。安心を与えたり、励まされたり、慰められたり、喜びを分かち合える。

 

今週、病院や移民局、警察に行く用事があって外国ならではのトラブルがあって、とても面倒でさすがに怒りたくもなる。

けれど、こういう大変さが留学の宝だと思えれば、こういう経験が大事に思えてくる。

 

物事は内容ではなく、とり方次第なのだなと教えてもらった。

プラス思考、マイナス思考とかではなくて、目線がちょっと変わるだけで、日々の生活が変わっていく。

毎日の出来事の色が変わっていく。そんな感じがする。

 

外国人として生きるという、大変な手続きを重ねていく生活は、それだけ価値が上がると信じて。